イラストレーター亭島和洋

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かすれた優しいタッチで、作品を制作している亭島和洋。

池田宇大によるinterview形式で、イラストレーター亭島和洋の今の技法にいたるまでの生い立ち

ならびに、現在の技法の制作手順について、ちょこっとだけご紹介します。

※以下、亭島和洋(T)、池田宇大(I)と省略します。

●専門学校

【I】「柔らかいタッチで描かれる作品にいつも癒やしをもらっています。作品の背景をうかがうと意外とシリアスな部分も見え隠れしますが、そのギャップにさらに魅了されています。そもそも、制作にいたるまでどのような経緯があったのでしょうか。」

【T】「子供のころから絵を描くのは好きで、兄の絵の影響を受けていました。更に主に男の世界で生活していたためか、絵のタッチはどんどん『気持ち悪い少しリアルな毒のある絵』(個人的には今も結構好きな感じ)になっていきました。2005年にふとしたきっかけで専門学校の一年コースでイラストを学ぶことになりましたが、駄目だし駄目だしの連続でそれはそれは悩みました。先生から多くのアドバイスをいただき、あちらこちらに足を運んで、様々な作品を見ることにしましたが、まだまだ見足りません。人の言うことを聞くのはもともとそれほど得意ではなかったのですが、当時の先生たちの言うことは、それまであまり踏み込んだことのない世界だったので、好奇心の方が勝ったのか、親の言うことよりも素直に聞いていた気がします(笑)これからも沢山絵を描いていきまーす!!」

●今の技法のきっかけ

【I】「制作では、版画とPCの両者の特性を上手くかみ合わせて作品を制作されているようですが、今の技法にいたったきかっけはどのようなことだったのでしょうか。」

【T】「ステンシル版画の作品を作っている作家さんの個展にお邪魔したのがきっかけでした。版画のかすれたタッチがとても魅力的で、早速真似をしながら自分のタッチを作りました。さらにPCの基本的な機能を合体させて、パソコンの中でアナログ感覚のステンシルを行うことで、作業のスピードが上がりました。アナログかデジタルかと聞かれればデジタルと答えるしかありませんが、制作の中ではほぼアナログ感覚での作業となっています。」

【I】「ワークショップ等を通して、亭島さんの技法の魅力を伝え、サインを求められたり(笑)と、人柄と技法合間っての『作品』なんでしょうね。もし企業秘密でなければ、現在の技法をワークショップや展覧会に来ていない方々向けにご紹介してもよろしいでしょうか。」

【T】勿論いいですよ。

●以下、制作手順です。

 今回はアナログです。

1、下絵作り。

  できるだけシンプルな下絵を描きます。今回は…豚!

  亭島和洋の豚

2、型紙づくり。

  下絵を厚紙にトレースして、輪郭、耳などパーツごとにばらばらに型紙を作りましょう。

  亭島和洋型紙

3、型紙を接着

  絵を描く紙(できるだけボコボコした画用紙がいいです。)に型紙をはがせるノリで上の辺だけ接着して固定します。

4、色つけ。

  型紙の穴の縁から、そっと優しく絵具を叩き込んでいきます。

  亭島和洋色付け

5、我慢

  やたら滅多に型紙をはがさず、武士のように我慢してください。

6、色付け2

  さらに型紙の穴の縁から、そっと優しく絵具を叩き込んでいきます。

  大きな面が完成したら型紙を外しましょう。

  亭島和洋色付け

7、目の作り方。

  筆の後ろの形を見てください。丸い物や筒状のものがあるので、好きな形をえらんで、チューブから黒系の絵具を直接、エイ!と付けてください。

  顔のレイアウトを考えながらチョンチョンと、目!目!と小声で呟きながら押し当てます。

  あるいはパンチで型紙に小さな穴をあけて絵具を刷り込みましょう。今回はパンチを使いました。

  亭島和洋目 亭島和洋目 亭島和洋目

8、完成

  型紙をはがすと、ふふ、と微笑みましょう。

   亭島和洋完成

以上、制作手順でした。

 今後も、展覧会、ワークショップ等開催する予定ですので、ふるってご参加下さい。